日本政府、「バーンノーンムアン・ノーンテーン学校校舎再建計画」への支援を決定

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日本政府は24日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、「バーンノーンムアン・ノーンテーン学校校舎再建計画」にかかる総額2,325,000バーツの支援を決定。在タイ日本国大使館において、佐渡島志郎大使とバーンノーンムアン・ノーンテーン学校のチラワット・タナワーティー校長との間で署名が交わされた。

バーンノーンムアン・ノーンテーン学校はタイ東北部のシーサケート県パユ郡パユ区に位置し、幼児教育および小1から小6の初等教育を提供している小規模公立学校。サービスエリアは同区内の2村ですが、他地域からも園児・児童を受け入れており、現在、99名の園児・児童が在籍している。

同校については、3棟る校舎のうち1棟は元々築36年の木造建築物で、洪水発生による損傷に加え、老朽化が進み、校舎の躯体でる1階の鉄筋コンクリート柱が錆により亀裂が生じるとともに、2階の床を支える木造の梁と根太が湿度とシロアリによる腐食および破損が深刻化。

そのため、同校では、校舎の強度を上げるため、10年前に1階の各部屋に鉄柱を設置したが、部分的な解決に過ぎず、現在、校舎の一部が右側に傾き始め、2階建て6室の同棟は4室しか使えなく、園児・児童は倒壊する危険性と隣り合わせの状態で学習している。

このような倒壊の危険性がる中で、園児・児童の安全を確保するためには、これ以上の部分的改修の余地はなく、同棟を建て替えることではじめて園児・児童たちの適切な学習環境が整うと判断し、日本政府は本計画に対する草の根無償資金協力による支援を決定した。

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