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日本政府、カンチャナブリ県サンクラブリ郡・医療機器整備計画を支援


【在タイ日本国大使館提供画像】

 
日本政府は17日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「カンチャナブリ県サンクラブリ郡における医療機器整備計画」にかかる総額228万7,500バーツを支援。同日、サーンジャイディークリニック(SJD)において、同計画の引渡し式典が行われ、在タイ日本国大使館の吉野大輔二等書記官、被供与団体でるSJDのディレクター、サクダ・ネテク医師のほか、関係者らが出席した。

今回の支援で、SJDに手術用医療機器を導入する。それにより当地の医療環境が改善され、地域住民や医療アクセスが困難な移民・少数民族など、すべての患者に適切な医療の提供が可能となり、彼らの生命を守ることに寄与することが期待される。

SJDは、ミャンマーとの国境に面するカンチャナブリ県サンクラブリ郡において2015年に設立された診療所。無国籍や社会保障対象外などの問題を抱え、医療を受けることが困難な移民・少数民族をはじめ、すべての患者を受け入れ、医療の提供をしてきた。

遠隔地域にる当地では、手術が必要な場合、郡中心地の手術対応可能な医療機関への転院を患者へ勧めているが、彼らが郡中心地の医療機関にアクセスするには、許可取得、言語の壁、経済状況、親族などの同伴が困難でることからくる不安など、さまざまな問題を乗り越えなければならない状況がったという。

そのため、患者が医療機関での受診を諦め、病状が重症化するケースもり、当地で手術を受けることができない現在の医療環境は、彼らの生命に係わる大きな問題となっていた。

 


【在タイ日本国大使館提供画像】

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