総合食品メーカー、ヤマモリ株式会社は22日よりタイフード市場をさらに活性化する新製品・リニューアル製品各種を日本全国で発売。
同社が2012年に実施したタイ料理に関する消費者調査から、タイ料理店やタイ旅行での食事きっかけにして、タイフードを食べ始める人が多く、その経験からスーパーの店頭で商品を購入、家庭内にタイフードを取り入れるという流れになっている。
店頭で商品を買う際は、レトルトタイカレーやラーメン、缶詰などの「インスタント個食」を購入し始める消費者が多く、さらにそこからタイ料理に興味を深めた消費者は料理キットを用いて手作りを始め、最終的にナンプラーやココナッツミルクなどのタイの基礎調味料を揃えて、自分で一からタイ料理を作る上級者へと昇るステップを踏んでいる。
また、メニュー経験の面では、有名なグリーンカレーやトムヤムクンを経て、さまざまなメニューへのトライアルへと広がる傾向が強いことが同調査から分かったという。
近年のタイフード市場は、3年前の缶詰タイカレーブーム、一昨年のカップラーメン人気もり急激な伸張を存続。直近一年の市場データ(出典:KSP-POS 2014年10月~2015年9月、前年比)では、レトルトタイカレーは安定期に入ったものの、タイの醤油とも言われるナンプラーが109%、健康ブームにも後押しされたココナッツミルクが128%と、タイの基礎調味料が大幅に伸びており、「手作り派」が拡大したことが伺えた。
また、専門レストランの出店が相次ぎ、ブームに火がついたのが「パクチー」。1度食べたら病みつきになる味と香り、ハリウッドセレブが美容に取り入れていることなども話題となり、パクチー加工食品の2015年販売額は前年比 900%という大きな伸張を見せている。