日タイのスタートアップと大手企業を結ぶ、第2回「Embassy Pitch」が開催 両国間における支援MOU締結も

 

在タイ日本国大使館主催によるスタートアップ企業と大手企業間のネットワーキングを支援する、日タイ政府の連携イベント「Embassy Pitch」が7日、バンコクのクイーン シリキット ナショナル コンベンション センター(QSNCC)で開催された。

 

 

 

本イベントの目的は、日タイのスタートアップ企業と大手企業の間を取り持ち、事業提携や資金調達といったパートナーシップが構築されることにる。日本政府としてはタイだけでなくASEAN他国にも取り組みを広げていきたい考えだ。2016年8月の初回以来、2回目の開催となった今回は、日系大手企業からはみずほ銀行、富士フィルム、富士ゼロックス、ヤマトグループなどが、タイ系大手企業からはSCG、CP、TCCなどが参加。スタートアップ企業からは8社が参加し、それぞれ「Fin-Tech/Marketing」、「Medi-Tech」、「Entertainment-Tech」のカテゴリーから各社事業のプレゼンテーションを行った。

 

 

QSNCCでは、タイ科学技術省主催によるイベント「STARTUP THAILAND 2017 Bangkok」が7月6日~9日の4日間開催されており、今回の「Embassy Pitch」はこれに同時開催するかたちとなった。イベントの冒頭においては、佐渡島志郎 在タイ日本国大使のほか、アチャカ・シーブンルアン タイ科学技術大臣、パン・アルジ・チャイラタナ タイ国家イノベーション庁(NIA)局長、福田敦史 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)理事、長谷川潤 日本ASEANイノベーションサポートネットワーク(JAIS)理事長が登壇、挨拶を述べた。

 
また、当日はNIA―NEDO間と、NIA―JAIS間で締結された、スタートアップ支援に関する協力の覚書(MOU)署名式も行われた。

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