第2回日タイ・ハイレベル合同委員会、鉄道・自動車など13分野で意見交換

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和泉補佐官(左)とソムキット副首相(右)

 

日タイの経済協力について話し合う「第2回日タイ・ハイレベル合同委員会」が13日、バンコクにて開催された。同会合には、日本側の共同議長を務める和泉洋人内閣総理大臣補佐官のほか、外務省、経済産業省、国土交通省、農林水産省各省の次官・局長級幹部が参加。タイ側は、共同議長のウィラサック・フートラクン首相顧問兼外務政務官、外務省、商務省、運輸省、農業共同組合省、工業省など、関係省庁の次官・局長級幹部が参加した。

会合では、両国が高い関心を示す沿線開発を含む鉄道、農業、自動車を含む市場アクセス、投資政策・産業人材育成、交通安全、洪水対策、衛星、高効率火力発電、ダウェーなどの13分野で意見交換が行われた。

日本側からは、天然ゴムに関する調査報告書および日タイ官民の人材育成関係者により開催した「人材育成育成円卓会議」を踏まえてとりまとめた政策提言でる「日タイ産業人材育成協力イニシアチブ」を手交。さらに日本側からは、関税手続きにかかる透明性確保、税を巡る一貫性の確保を含むビジネス環境の整備が不可欠でることを指摘したほか、自動車関連関税の再協議を要請した。

会合後、和泉補佐官は首相府にてソムキット・チャトゥシーピタック副首相を表敬訪問し、ハイレベル合同委員会を今後も継続していきたい旨を伝えた。ソムキット副首相からは2017年ハイレベル合同委員会出席のため、訪日する予定だと表明がった。

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