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日本政府、シーサケート県「バーンノーンムアン・ノーンテーン学校校舎再建計画」を支援

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【在タイ日本大使館提供画像】

 
日本政府は16日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「バーンノーンムアン・ノーンテーン学校校舎再建計画」にかかる総額232万5,000バーツを支援した。同日、タイ東北部シーサケート県にる同学校にて、シーサケート県メティー・スパンナファイ副知事、同学校のチラワット・タナワーティー校長、佐渡島志郎大使が出席し、「バーンノーンムアン・ノーンテーン学校校舎再建計画」の引渡し式典が行われた。

同校の校舎は、3棟のうち1棟が元々築36年の木造校舎で、洪水による損傷に加え、老朽化が進み、校舎の躯体でる1階の鉄筋コンクリート柱がサビにより亀裂が生じたとともに、2階の床を支える木造の梁と根太の湿度とシロアリによる腐食および破損が深刻化していた。そのため、同校では、校舎の強度を上げるため、10年前に1階の各部屋に鉄柱を設置したが、部分的な解決に過ぎず、年々校舎の一部が傾き、2階建て6室の同棟は4室しか使用できなくなり、園児・児童は倒壊する危険と隣り合わせの状態で学習をしていたという。

このような状況の中、園児・児童の安全を確保するためには、これ以上の部分的改修の余地はなく、同棟を建て替えることではじめて園児・児童たちの適切な学習環境が整うと判断し、日本政府は同計画に対する草の根無償資金協力による支援を決定した。

バーンノーンムアン・ノーンテーン学校は同県パユ郡パユ区に位置し、幼児教育および初等教育を提供している小規模公立学校。サービスエリアは同区内の2村で、他地域からも園児・児童を受け入れており、現在、100名の園児・児童が在籍している。

 

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【在タイ日本大使館提供画像】

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