JBIC、ダウェーSEZ開発会社と株主間契約を締結インフラ事業参画を支援

株式会社国際協力銀行(以下、JBIC)は14日、「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として、ミャンマー国家計画・経済開発省対外経済局(以下「FERD」)およびタイ周辺諸国経済開発協力機構(以下、NEDA)との間で、ダウェー経済特別区(SEZ)開発会社(以下、本会社)へのJBICによる出資参画を目的とした株主間契約を締結した。JBICはFERDおよびNEDAと同等の出資比率で参画する。

本会社は、ミャンマーのダウェーSEZの包括的な開発に向け、ミャンマー政府に対し助言などの支援を行うことを目的として、2013年6月にFERDおよびNEDAの出資により設立。JBICによる本会社への参画は、15年7月の「ダウェー経済特別区プロジェクトの開発のための協力に関する日本国政府、ミャンマーおよびタイ政府の間の意図表明覚書」に沿うもの。

日本企業はミャンマーの今後の成長性に大きな期待を寄せているところ、JBICが本会社への出資参画を通じ、ダウェー開発の初期段階から日本企業の同地域インフラプロジェクトへの参画を支援していくことは、日本企業のインフラビジネスへの参画機会の拡大に繋がるもの。また、ダウェー地域は、インド洋に面していることからASEAN連結性の観点からも重要な地域でり、タイを中心とするASEAN地域に進出している日本企業の事業促進にも貢献していく。

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