JICA、キャッサバ病害虫防除におけるSATREPSプロジェクト合意、カンボジアで初

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署名式の様子

 

国際協力機構(JICA)カンボジア事務所の安達一事務所長は24日、教育・青年・スポーツ省(MoEYS)にて、カンボジア教育・青年・スポーツ省・Hang Chuon Naron大臣、バッタンバン大学・Sieng Emtotim学長との間で、「ベトナム、カンボジア、タイにおける戦略作物、キャッサバ侵入病害中対策に基づく持続的生産システムの開発と普及」の実施にかかる合意文書に署名した。

同プロジェクトは今般カンボジアで初めてのSATREP案件(※)として採択され、キャッサバ栽培に被害をもたらす病害虫の管理および健全種苗の管理栽培の技術導入を図る。

また、同プロジェクトでは対象国をベトナム、タイ、カンボジアとしており、広域での取り組みを目指しており、日本の実施主体大学は九州大学、カンボジア側の研究実施機関はバッタンバン大学となる。

カンボジアにおいてもキャッサバは戦略的作物として位置づけられ、生産増大が図られていることから、病害虫を適切に防除・管理し、健全なキャッサバ種苗を持続的に生産することが求められている。

 

(※)SATREPS案件とは、JICAと国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が共同で実施する事業で、地球規模課題の解決と科学技術水準の向上につながる、日本と開発途上国との国際共同開発を推進するもの。

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