Jリーグ、タイTRUE VISIONSで6月から放送開始

 

Jリーグは18日、タイ大手放送局TRUE VISIONSにおいて、明治安田生命J1リーグ・J2リーグのテレビ放送を開始することを決定。同日、バンコク都内にてTRUE VISIONSと共同記者会見にて発表した。

記者会見にはSomyot Poompanmoung・タイサッカー協会会長兼タイリーグ会長、Witthaya Laohakul・タイサッカー協会技術委員長、Kachorn Chiaravanont・TRUEグループ取締役、小西孝生・Jリーグホールディングス代表取締役社長のほか、Chanatip Songkrasin選手らが参列した。

 

タイサッカー協会のウィタヤ技術委員長(左)
チャナティップ・ソングラシン選手(右)

 

明治安田生命J1リーグおよび明治安田生命J2リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、富士ゼロックススーパーカップの放送を6月から予定しており、放送チャンネルは「True Sport HD2」、「True Sport HD3」、「True Sport 6」で、TRUE VISIONSの全ての加入者が追加料金無しで視聴することができる。

アジア戦略を推進するJリーグにとって、タイは非常に重要な市場との考えのもと、TRUE VISIONSという強力なパートナーと組むことで、多くのタイ国民にJリーグ観戦が可能となる。

また、タイ代表の人気選手でるチャナティップ・ソングラシン選手のJ1北海道コンサドーレ札幌への加入も既に発表され、タイでのJリーグへの注目が増していることも、今回の放送実現に大きな後押しとなったという。

Jリーグホールディングスの小西社長は、「Jリーグは毎年どこが優勝するか分からず、非常に拮抗しており、きっと楽しんでいただけるリーグだと思う。今年の夏にチャナティップ選手が北海道コンサドーレ札幌に加入するので、ぜひTRUE VISIONS を通じて観戦、応援してほしい」と述べ、また「近いうちに、日本代表とタイ代表が一緒にワールドカップへ出場する日が来ることを確信している」とタイ語で挨拶し会場を盛り上げた。

 

Jリーグホールディングスの小西社長

 

Jリーグは、2012年にタイリーグとのリーグ間パートナーシップを締結。その後、複数のJクラブがタイのクラブとクラブ間提携を結び、さまざまな交流が行われている。2017シーズンにはJ3鹿児島ユナイテッドFCにシティチョーク・パソ選手がタイ人として初めてJリーグに加入した。2017年1月には、Jリーグアジアチャレンジinタイ インターリーグカップをバンコクにて開催。J1鹿島アントラーズ、J1横浜F・マリノスが参戦した。

TRUE VISIONSは、タイ最大の衛星放送およびケーブルテレビプラットフォーム。同事業はアグリビジネス、セブンイレブン、通信事業などを展開するCP(チャルーン・ボーカパン)グループ傘下のTRUEグループが運営している。視聴者は約3,100万人。近年人気が過熱しているタイ国内リーグのほか、欧州の主要サッカーリーグも多く放送している。

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