環境改善技術の島根県企業、タイ自動車部品企業と合弁会社を設立

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島根県出雲市に本社を置く株式会社研電社と、チェチュンサオ県に拠点を持つC.C.Autopart Co., Ltd.の共同出資による合弁会社C.C.Kendensha Co., Ltd.の設立記念式典が12日、バンコク都内のホテルで開かれた。

島根県は、2014年にタイ工業省と経済連携促進に関する協力覚書(MOU)を締結。バンコク市内には「島根・バンコクサポート・オフィス」を構え、同県企業のタイ進出や取引拡大を推進している。

今回の研電社とC.C.Autopart社連携は、13年タイ下請産業振興協会会員企業による島根県、鳥取県、北九州市企業訪問がきっかけとなった。

独自の工業排水システムの開発設計、製作を行う研電社の環境改善技術と、C.C.Autopart社がタイ現地で培ってきたネットワークを生かし、タイで地球環境に配慮した付加価値のる産業振興、人材育成などを図っていく。

式典にはタイ工業省はじめ、日本貿易振興機構、島根県関係者らが列席。祝辞を述べた工業省審議官のコプチャイ氏は、「工業省では海外の工業会と連携のうえ、新パートナーとの出会い、技術の導入、新たな事業展開を目的に、企業間のマッチングを促進、中小企業の底上げに取り組んでいる」とコメント。マッチングだけに終わらず、今回の合弁のように成果を出すことが重要でると強調した。

 

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