川崎汽船、タイ出し豪州向け完成車輸送サービスを増強

川崎汽船株式会社は11月25日、豪州向け完成車輸送の役割を担う「タイ出し豪州向け航路」において、従来の豪州東回り配船に加えて西回りの配船ルートを新規に開設し、サービスの増強を図ると発表した。これにより配船のさらなる高頻度化、輸送船腹の拡充、豪州主要各港への輸送日数短縮を実現し、豪州向け完成車輸送需要の拡大に幅広く対応することが可能になる。

既存サービスでる毎週土曜の豪州東回り配船に加え、新規の豪州西回り配船は毎月２回、レムチャバン港を出港する。豪州東回り配船ではブリズベン、メルボルンなどに寄港しながら25日でフリーマントルに。豪州西回り配船ではフリーマントル、アデレードに寄港しながら、15日でメルボルンに輸送する。

豪州の自動車販売実績は足元で好調に推移しており、今後も底堅い成長が予測されているが、豪州で販売される自動車は、国内生産から輸入車へと大きな転換期を迎えており、豪州向けの完成車海上輸送は需要拡大が見込まれている。

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