神戸製鋼所、東南アジアと南アジア地域における統括会社を設立

神戸製鋼所は7月27日、東南アジアおよび南アジア地域における統括会社として、タイにKobelco South East Asia Ltd.(以下、KSEA)を設立し、8月から業務を開始した。アメリカ、中国の海外統括会社に加え、今回新たに設立したKSEAを基点として同地域におけるコーポレートガバナンスやコンプライアンスをはじめとした経営管理の強化やグループ内の連携、資金管理の一元化による事業効率化などを進めていくという。

同社グループは、1960年代から東南アジアおよび南アジア地域への事業進出を進め、素材系事業、機械系事業を中心に現在では6ヵ国・30社(連結・持分)で事業展開。近年では、2016年2月に鉄鋼事業部門で線材の圧延・販売に関する合弁会社をタイに設立するなど事業展開を加速させている。

同地域の言語・商習慣・法律は多様でることに加えて、事業活動に伴うリスクは複雑化・多様化していることから、これらに効率的に対応するための統括機能が必要とされており、また同社グループの拠点数が最も多いことから、地理的に利便性が優れるタイに東南アジアおよび南アジア地域の統括会社としてKSEAを設立した。

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