栗田工業、シンガポールに研究開発の新拠点設立

栗田工業は2日、グローバルな研究開発体制の強化を目的として、シンガポール西部の「Clean Tech Park」内に新会社「Kurita R&D Asia Pte.Ltd.」を設立したと発表。シンガポールは、水・環境技術に関わる大学・研究機関や企業の研究開発拠点が集積していることから、同地域に研究開発拠点を設立することで、開発のスピードアップと技術力の強化が図れるという。

世界的に水需要が高まり、水資源の有効活用が求められている中で、同社グループは海水淡水化や下水・排水の回収再利用を目的とした技術開発に注力している。

Kurita R&D Asiaは、シンガポールの研究機関などとの協業を強化することで、最先端の技術情報をタイムリーに入手するとともに、現地における実証試験などを通じて、市場競争力の高い技術の開発に取り組んでいきたい考えだ。

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