ヤマト運輸、マレーシア向け「国際クール宅急便」を開始

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【同社提供画像】

 

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社は、28日より日本発マレーシア向け一貫保冷小口輸送「国際クール宅急便」の販売を開始。

近年経済発展の著しいマレーシアでは、高級志向・健康志向の高まりや、これまで大手デパートにしか置いていなかった日本の食材がスーパーや専門店、物産展でも見られるようになるなど、身近な食材となり、日本食の人気が高まっている。日本の事業者にとってはマレーシアでの需要の拡大やTPP協定による輸入関税の即時撤廃でビジネスチャンスが広がることが見込まれている。

ヤマト運輸がこれまで香港、台湾、シンガポール向けに展開してきた「国際クール宅急便」は、沖縄県、ANA Cargoと連携し沖縄国際物流ハブを活用した一貫保冷小口輸送となる。

「国際クール宅急便」は、日本全国のセールスドライバーによる集荷や宅急便センターへの持ち込みで、荷物1個から発送できる。また、日本の「クール宅急便」と取り扱いサイズが同じため、日本国内と同様に利用することが可能だ。

24時間通関が行える沖縄国際物流ハブを活用した国際間のスピーディーな輸送により、最短で翌々日の午前中から、マレーシアヤマトのセールスドライバーが各店舗や自宅へ配達する。

マレーシアヤマト運輸は2011年より宅急便事業を開始している。日本と同様に保冷機能を完備した車両を使用し、マレーシア国内でクール宅急便も取り扱っている。

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