マツダ、海外生産拠点で初、タイで新型「CX-3」生産開始

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新型「マツダCX-3」 【マツダ社提供画像】

 

マツダ株式会社は26日、タイ車両生産拠点「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」(以下、AAT)にて、新型「マツダCX-3」の生産開始式典を実施したと発表した。生産開始記念式典には、マツダの菖蒲田清孝・常務執行役員や藤川和久・常務執行役員に加え、AATの役員や従業員など、約300名が出席した。

同車の生産拠点は、昨年12月に生産を開始した日本の本社工場(広島市南区)に続いて、AATが2拠点目で、海外の生産拠点では初となる。

菖蒲田氏は、「AATは、グローバルに成長を続けるコンパクトSUV市場に『CX-3』をタイムリーかつ安定的に供給する体制を確立する上で、非常に重要な拠点。タイにおいても日本と同じく高品質なクルマを生産し、お客さまにお届けすることで、マツダブランドのさらなる向上に努めていく」と述べた。

同車は、「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用したマツダの新世代商品の第5弾で、上質かつ洗練されたデザイン、使いやすさを追求したパッケージング、意のままの走りなど、人がクルマに求める本質的な価値を高次元で融合させた、新型コンパクトクロスオーバーSUV。マツダの新たな基幹車種として2015年2月に日本で発売し、現在は北米や欧州、オーストラリアなどの主要市場でも販売を開始している。

また同日、タイのパワートレイン生産拠点「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.」(以下、MPMT)において、エンジンの量産開始式典を実施したことも発表。

MPMTのエンジン工場は、低燃費・低公害の小型車に優遇税制が適用されるタイの第2期エコカー優遇制度(低燃費・低公害の小型車(ガソリンエンジン 1.3L、ディーゼルエンジン1.5Lまで)に優遇税制が適用される制度)に対応して建設したもので、日本の本社工場(広島市南区)、中国の「長安フォードマツダエンジン有限公司」、メキシコの「マツダデメヒコビークルオペレーション」に続いて、4拠点目となる「SKYACTIVエンジン」の生産拠点となる。

年間生産能力は約3万基で、現在生産している「SKYACTIV-D1.5」は、同国にる車両生産拠点「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」に出荷され、タイ市場向けの「Mazda2」に搭載される。

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