経産省、内視鏡手術に関する「日メコン合同セミナー」を開催

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大分大学 北野正剛氏(左)、Olympus (Thailand) Co., Ltd. 山田貴陽氏(右)

 

日本・経済産業省は23日、日本の優れた医療機器、医療技術を紹介することを目的にメコン地域の外科医、医療行政関係者に向けた内視鏡外科手術に関する「日メコン合同セミナー」を開催した。

セミナーでは手技や医療機器の解説のほか、日本内視鏡外科学会および世界内視鏡外科学会で理事長を務める大分大学の北野正剛氏が、メコン地域で確実かつ安全に内視鏡手術を行うことができる外科医育成のための「Mekong Endo-Surgery Training Academy」について、説明も行った。

同セミナーは、経産省の「2015年度医療技術・サービス拠点化促進事業(医療拠点化促進実証調査事業)」によるもの。同事業において補助対象事業者を公募し、オリンパス株式会社の「メコン外科トレーニングセンター活用及びロシア内視鏡外科手術トレーニングセンター設立検討に係る実証検証事業」が採択されている。

「日本再興戦略」では、「新興国を中心に日本の医療拠点については20年までに10ヵ所程度創設し、30年までに5兆円の市場獲得」との目標を掲げており、同事業において、経産省および一般社団法人Medical Excellence JAPAN(MEJ)が、官民一体となって、日本の医療サービスの国際展開を推進している。

 

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オリンパス社の外科手術用デバイス(機器)「THUNDERBEAT(サンダービート)」

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