三菱商事、ミャンマーで病院運営会社を設立し総合病院建設へ

新病院の外観予想図【同社提供画像】

 
三菱商事は28日、ミャンマーのイー・シン・ホールディングス(以下、Yee Shin)、キャピタル・ダイヤモンド・スター・グループ(以下、CDSG)との合弁により、新たに病院運営会社を設立、2020年を目途にヤンゴンにて新たに総合病院を建設することについて合意した。新会社の出資比率は三菱商事30%、Yee ShinとCDSGの両社合計で70%となる。

現在、ミャンマーでは多くの人々がタイ、シンガポールを中心とする近隣諸国で医療サービスを受けている。新会社は300床規模の総合病院を設立し、高度な医療サービスを提供する。ミャンマー国内で展開しているCDSGの多角的な事業のネットワークを活用し、また病院はCDSGのグループ会社Capital Development Limitedが、ヤンゴン市内でコンドミニアム・ショッピングセンターなどの総合開発を進めている「キャピタル・シティ地区」に建設する。

Yee Shinはマンダレーで2つの総合病院を運営してきた経験から、病院運営ノウハウを提供するという。この両社の強みに、三菱商事主導で日本品質の医療サービスを組み合わせることにより、地場に根差した安全かつ高品質な医療サービスを提供していくという。

三菱商事はヘルスケア事業領域において、医療機器・医療材料の流通・販売を中心に事業を展開している。同社は病院事業を成長分野のひとつと位置づけ第1号案件として、今後、経済成長が見込まれるミャンマーで病院事業に取り組んでいく考えだ。

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