三菱ふそう、インドネシアで「キャンター」販売台数100万台を達成

100万台達成記念の限定車両【同社提供画像】

 
三菱ふそうトラック・バス（以下、 MFTBC）は16日、インドネシアでは「コルトディーゼル」として販売するFUSOブランドの小型トラック「キャンター」が、1975年の発売以来、累積販売台数100万台を到達したと発表。単一市場、単一商用車モデルの100万台達成は、商用車ブランドではFUSOが初となる。

コルトディーゼルが発売開始した75年、インドネシアでの輸送需要が増加。同国政府はこの頃から国内の自動車産業の促進に着手した。同年、同車両のインドネシア国内での組み立ても開始された。インドネシアでのFUSOの卸売・販売事業はMFTBCとの合弁会社でるクラマユダ・ティガベルリアン社（KTB）が執り行っている。

MFTBC副社長兼セールス・カスタマーサービス本部長のミヒャエル・カンパー氏は、「46年間にわたる努力が、インドネシアの小型トラック市場でのトップシェア維持につながった。今後もKTBとの関係をさらに強化していく」とコメント。

KTBディレクターの栗田敦氏は、「今回の快挙は、インドネシアにおける商用車の歴史において画期的なことでり、インドネシア社会がコルトディーゼルを受け入れてくれたことで初めて実現した」と話した。

コルトディーゼルはインドネシアの小型トラック分野でシェア55％を占め、2016年には小型トラックの販売台数で首位を獲得。また、インドネシアはFUSOの最大の輸出市場でることから同年、MFTBCは三菱商事、三菱自動車、クラマユダ社とKTBの株式保有率を18％から30％に引き上げることで合意している。

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