三菱重工グループ、タイに陸上レフユニットの販売・アフターサービス会社設立

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三菱輸送用冷凍ユニット【同社提供画像】

 

三菱重工グループの菱重コールドチェーン株式会社(RCC社)は2016年10月、タイに陸上輸送用冷凍ユニット(陸上レフユニット:以下、陸レフ)の販売・アフターサービス会社「RCC Asia Co., Ltd.」を現地企業のMahajak Industry Co., Ltd.(マハジャック社)と合弁で設立すると発表。タイをはじめ、東南アジアで高まっている低温物流ニーズに応え、拡販を図っていく。

RCC社は、三菱重工業100%出資による陸レフの国内総販売会社。今回の合弁会社はRCC社が10%、マハジャック社が90%を出資する。本社をバンコク郊外にるマハジャック社のグループ会社敷地内に構え、将来的にはRCC社による増資を通じた事業規模拡大も検討していく考えだ。

タイをはじめ東南アジア地域では、生活水準の向上に伴い、日系企業や現地企業によるコンビニエンスストアの多店舗展開が活発化するなど、食品分野などを中心に低温物流に対するニーズが急速に高まっている。それに伴い、現地でRCC社の陸レフを導入している企業から日本で行っているのと同等の取り付けやアフターサービスに対する要望が強まっていることを受け、新合弁会社を設立することに至ったという。

マハジャック社は、ボルトやスクリュー、ばねの製造・販売会社として1969年に設立、音響機器販売や空調機器販売、コールドチェーン事業などを展開している。また同社は、三菱重工グループの家庭用および業務用エアコンの生産・販売を手掛けるタイの合弁企業でるMitsubishi Heavy Industries-Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(MACO社)の出資パートナー。

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