三菱自動車、インドネシア・ブカシ県の新工場で開所式実施

三菱自動車は4月25日、インドネシアにおける新工場の開所式を実施。最新鋭の新工場への投資額は650億円で、従業員数は3000人、最大の生産能力は年間16万台となる。

式典には、インドネシア政府からジョコ・ウィドド大統領、アイルランガ・ハルタルト工業大臣、MMCからはカルロス・ゴーン会長、益子修社長CEOが参列した。この新工場設立により三菱自動車のインドネシア、ならびにASEAN地域でのプレゼンス強化が見込まれている。

同国ブカシ県のGIIC工業団地にる新工場は、三菱自動車が三菱商事、現地パートナー・PT Krama Yudhaとともに設立した生産合弁会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)が建設。

新工場では、SUV「パジェロスポーツ」の生産を開始し、次いで7人乗りの新型「MPV」や小型商用車「COLT(コルト)L300」が生産車種として追加されるという。三菱自動車は、タイとフィリピンで生産事業を行っており、ブカシ工場の稼動は、三菱自動車のASEAN地域での事業拡大の役割を担うことになる。

世界第4位の2億6,000万人の人口を有するインドネシアの総需要は、経済全体よりも速く伸長することが予想されている。自動車所有率は1,000人中78台、中国よりも少なく、タイの半分以下だという。

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