MMPC、フィリピンCARS Programに対応する新プレス工場、2018年に稼働開始予定

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起工式の様子【同社提供画像】

 

ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)は21日、フィリピン政府が発表した自動車産業育成政策「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」への参加承認を受け、その対象車種となる「ミラージュ」および「ミラージュG4(アトラージュ)」生産のため、新プレス工場の建設投資約20億ペソを含む約43億ペソ(約104億円)の設備投資を行うと発表。

新プレス工場の敷地面積は約21.4ヘクタール、工場生産能力は5万台/年で2018年前半に本格稼働が開始される予定だ。

この新プレス工場建設は、CARS Programの一要件でる大型自動車部品の現地生産化に対応することが目的だが、MMPCにとっても自動車生産工場としての要素技術でるプレス工程を内製化できるという意義を持つ。また、技術移転されることにより新たな雇用創出も期待しているという。

三菱自動車はこの技術移転を確実なものにするため、新プレス工場の建設期間中に、MMPCに対して技術支援を行う。新規に雇用される従業員に対しては、日本国内の生産拠点で技術指導を行う考えだ。

今月17日に新プレス工場の起工式が行われ、日本、フィリピン両国政府、三菱自動車、双日株式会社の関係者らが参列した。

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