日本工営、シンガポールの水力発電事業投資会社に出資

日本工営九段オフィスにて【同社提供画像】
左から、アイロンモントハイドロ社・Abhay Pande取締役、日本工営・有元龍一代表取締役社長、アイロンモントハイドロ社・Aldo Artoko取締役

 

日本工営は8日、シンガポールの水力発電事業投資会社Ironmont Hydro Pte. Ltd.(以下、アイロンモントハイドロ社)との間で、同社への出資を通じてアジア地域の中小水力発電事業の創出と運営に参画することについて合意した。

日本工営は域内の有望案件を形成し、民間資金を投入する体制を整えて迅速な事業創出を推進するとともに、安定した発電施設運営ならびに将来に向けて事業の開発と経営を担う現地人材を育成し、アジア地域での再生可能エネルギーの普及拡大に取り組むという。

日本工営が出資するアイロンモントハイドロ社は、アジア全域を対象に中小水力発電を中心とする再生可能エネルギー分野で、民間資金の組成による事業開発と運営を行う電力事業投資会社。

アジア諸国のインフラ開発市場について、アジア開発銀行は2016~30年にインフラ需要が26兆ドル(約3,000兆円)に上ると予測しており、エネルギー分野では電力供給網の整備、民間資金を活用した発電事業の開発と推進へ期待が高まっている。

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