日産ゴーン社長兼CEO、「2016年度、日産は好位置につけている」

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カルロスゴーン社長兼CEO【同社提供画像】

 

日産自動車株式会社は22日、第117回定時株主総会においてカルロスゴーン社長兼CEOと西川廣人CCOが、2015年度の日産の販売および財務実績、16年度の業績見通しを報告した。

ゴーン社長兼CEOは、日産の包括的なグローバル戦略における優先分野として、①斬新かつ高品質な新しい商品と革新的技術の実現、②世界中の顧客に商品およびブランド認知度の向上、③機能統合の深化によるアライアンスの強化とシナジー効果の拡大―の3つの重点領域について説明。「当社には明快かつ効果的な経営戦略が揃っている。16年度に臨むにたり日産自動車は好位置につけている」と述べた。

西川CCOは、アメリカでの好調な販売や西欧における安定的な需要によって過去最高の販売台数となる543万台を記録したことを発表した。日産は16年度(17年3月期)の業績予想として、売上高を11兆8,000億円、営業利益を7,100億円、当期純利益を5,250億円と見込んでいる。

また、ゴーン社長兼CEOは、引き続き安定した利益および堅調なフリーキャッシュフローの予想に基づき、1株当たりの年間配当金を14.3%増やし、48円に引き上げる見通しでると述べるとともに、株主還元の一環として、今年度、3億株もしくは4,000億円を上限とした自己株式の取得を実施するとらためて表明した。

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