日産と三菱自、豪州における部品およびアクセサリーの倉庫・物流業務で協力

日産自動車と三菱自動車の豪州現地販売会社でる豪州日産とミツビシ・モーターズ・オーストラリアは5日、豪州において共同で自動車部品およびアクセサリーの倉庫・物流業務を行っていくと発表した。

今回の発表は、昨年10月に日産が三菱自動車とグローバルなアライアンス関係を確立したことに基づくもの。豪州における新たな協力関係は、メルボルン郊外のトゥルーガニーナにる新しい倉庫「ナショナル・パーツ・ディストリビューション・センター」を拠点に、まず同国内での各社ブランドの部品およびアクセサリーの倉庫および物流業務の共有からスタートするという。

豪州日産のリチャード・エメリー社長兼CEOのは、「今回の共同プロジェクトでは、ここ豪州において、部品の保管、流通、物流業務を共同で行うことで、多くの重要なシナジーの創出を可能にする。これは、両社の顧客およびディーラーにメリットをもたらす重要な投資だ」と述べた。

ミツビシ・モーターズ・オーストラリアの押切武津洋CEOは、「これが両社のアライアンスにおける世界初となるプロジェクトの1つでる」とコメントした。

ナショナル・パーツ・ディストリビューション・センターは、豪州で最大級の規模を誇る自動車関連物流施設となる予定で、2017年末までの完成を目指している。3万6,000㎡以上の敷地において、自動車部品およびアクセサリーの迅速で効率的な輸送のために業界トップの技術およびプロセスが採用されている。同施設は、日産および三菱自の豪州国内販売ネットワークにとって主要な倉庫となると同時に、ルノー・日産アライアンスのブランドでるルノーおよびインフィニティにも対応していく。

ナショナル・パーツ・ディストリビューション・センターのるトゥルーガニーナは、メルボルンの西に位置し、近隣の輸送インフラを活用することができる。この地域は、メルボルン空港やメルボルン港へのアクセスも良く、近隣の道路網に接続するウェスタン・リング・ロードなど数多くの幹線道路も整備されていることから、物流のハブとして豪州では広く知られる地域。

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