NTT Com、タイ最大規模の「タイ バンコク2データセンター」を開設

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NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は8日、約40億円を投じたタイにおいて2番目となる「タイ バンコク2データセンター」の提供を開始した。同データセンターは、バンコク郊外のアマタナコン工業団地内に位置し、同国最大規模のサーバールーム面積約3,800㎡(1,400ラック相当)。

同データセンターはタイ投資委員会(BOI)の認可を初めて得ており、タイでは最大の規模を誇る地上4階建てのデーセンター専用ビルに、高信頼設備とNTT Comのグローバルネットワークノードを備えている。

メコン経済圏の中心に位置するタイは、堅調な経済成長を背景に、多くのグローバル企業が進出。これらの企業や金融機関はICT環境の最適化のため、データセンターのアウトソーシング需要が急速に高まっている。特に近年は大規模な洪水被害や都市部の政情不和などを契機にBCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画)強化の観点から、バンコク郊外の安全なデータセンターが注目されるようになった。

NTT Comは、このような需要に対応するため、2013年に株式取得したタイのデータセンター事業者でるDigital Port Asia Limited(略称:デジタル・ポート社)の技術ノウハウを生かした新たなデータセンターを建設。さらなる成長が期待されるタイ市場において、データセンターサービスを含めたシームレスICTソリューションの提供能力を強化していくという。

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