タイ岡谷鋼機、「タイ土壌・地下水汚染法規制」対策セミナーを開催


DIWのNopalak Supatanasinkasemダイレクター

 
岡谷鋼機のタイ法人OKAYA (THAILAND) CO., LTD.(以下、タイ岡谷鋼機)とエコサイクル社は21日、「タイ土壌・地下水汚染法規制対策セミナー」をバンコク都内にて開催した。タイ政府は2016年10月、土壌・地下水環境に関する法律を施行。タイ工業省から5,800社へ使用物質リストの提出など調査指示が出されており、規制対象となる汚染物質はVOC、重金属をはじめ100種以上にもおよぶ。

同法律を策定した、タイ工業省工場局(DIW)土壌汚染部門のNopalak Supatanasinkasemダイレクターはセミナーにおいて、「同法律は工場・倉庫の汚染物質管理が目的。調査指示を受け取った企業は2017年10月24日までに第1回目のレポートを提出する必要がる」と説明した。汚染の浄化義務はくまで自らが汚染した部分にのみでり、自らが汚染したかどうかは、自社工場にてどのような物質を利用しているかで判定するという。

また、日本国内で400を超える土壌汚染浄化実績を持つ、エコサイクル社の岡野安治氏が、浄化方法などについて解説した。同社は現地パートナーとしてタイ岡谷鋼機と連携し、タイでの土壌汚染対策のサポートを行っている。

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