Olympus (Thailand) Co., Ltd.は27日、レンジファインダースタイルの上質なボディーに新開発の2,030万画素 Live MOSセンサーと強力な5軸手ぶれ補正機構、フィルム選びから現像・焼付けまで、アナログ時代の高度な写真の楽しみをデジタルで体験できる新機能「モノクロ/カラープロファイルコントロール」を搭載した、「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のハイエンドユーザー向けミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN-F」(以下、PEN-F)の新モデル発表を行った。
PEN-Fのボディーカラーはシルバーとブラックの2種類、ボディーのみは47,990バーツ、PEN-F 17mm F1.8レンズキットは59,990バーツ。2月下旬に発売を開始する。
PEN-Fは、最先端のデジタル技術と80年にわたるカメラ作りで継承されてきたクラフトマンシップの融合により生まれた、最新のミラーレス一眼カメラ。世界初のハーフサイズ一眼レフ「ペンF」の名を受け継ぎ、クラシカルでりながらモダンな美しさと高い質感、優れた操作性を持つボディーに、高精細236万ドットの電子ビューファインダーが内蔵されている。
「モノクロ/カラープロファイルコントロール」は、フィルム選び・現像・焼付けを経て、思い通りの一枚を仕上げるフィルムカメラのプロセスを、ファインダー内で味わえる新機能。撮影後に加工・編集ソフトを使うのとは異なり、撮影時にダイヤルとレバーの操作で、効果を確かめながら自分だけの絵作りを楽しめる。
両機能には、それぞれ往年のフィルムをイメージして作られた“プリセット”が設けられており、そのままの設定で撮影することに加え、設定を調節し撮影者にとって最適な仕上がりにカスタマイズすることも可能だ。
ボディー全面には、これらの機能にワンタッチでアクセスする「クリエイティブダイヤル」を設置。このダイヤルからは撮影機能「アートフィルター」や「カラークリエーター」を呼び出すこともでき、自在な作品作りに役立つ。
発表を行った同社の池田真祥Division Managerは、タイの2015年1~11月の一眼カメラ市場で、ミラーレスカメラが占める割合は64.6%で、前年同期40.8%から大きく拡大し一眼レフカメラの35.4%を上回ったと述べ、また、同社製品のシェアが15年1~11月で15.0%ととなり、前年同期の8.6%から拡大したことを発表した。ドイツ・市場調査会社GfK調べ。
また、同時に超望遠レンズの手持ち撮影を可能にした最強の手ぶれ補正と圧倒的な機動性を持った高性能超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」(35mm判換算600mm相当、95,990バーツ)および、防水・防塵設計で活躍するT(Tough)シリーズの新製品「TG-870」(12,990バーツ)も2月下旬に発売開始する予定だ。