パナソニック、アユタヤで車載部品用絶縁材料の生産開始

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パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は21日、パナソニック マニュファクチャリング アユタヤ株式会社(以下、PMFAT)で車載部品用 耐熱フェノール樹脂成形材料の生産ラインを新たに設置、2016年2月より本格稼動すると発表した。タイにおける同材料生産は業界で初。

今回のタイでの生産開始に伴い、耐熱フェノール樹脂成形材料の生産体制は、日本(三重県四日市)、中国(上海市)と合わせ3拠点となる。

東南アジアでの需要の伸長が見込まれる自動車分野では、多くの車載部品メーカー、成形部品メーカーが東南アジアエリアで生産を拡大している。その中で、タイの主要拠点に購買、R&D、生産などの重要機能を設置する企業が増加していることを踏まえ、同社では、顧客の近くに生産拠点を構え、効率よいサービスを提供するため、PMFATで新たに耐熱フェノール樹脂成形材料の生産を開始する。

東南アジアを拠点とする自動車分野での開発をサポートしつつ、グローバルでの耐熱フェノール樹脂成形材料の新規需要の喚起、取り込みも図っていく。

耐熱フェノール成形樹脂材料は、車載電装部品や構造部材などの絶縁材料として使用されている。

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