ポッカサッポロ、インドネシアの飲料製造工場が稼働開始


生産ラインの様子【同社提供画像】

 

ポッカサッポロフード&ビバレッジの子会社でるポッカコーポレーション・シンガポールは1日、インドネシアのPT DIMA INDONESIA(以下、DIMA社)と設立した合弁会社PT.POKKA DIMA INTERNATIONAL(以下、PDI社)の飲料製造工場が4月より本格稼動し、同月末より出荷を開始したと発表。

インドネシアにおいては、これまでDIMA社が販売代理店としてPOKKAブランドの茶系飲料や果汁飲料などを販売してきたが、経済成長が著しいインドネシアの飲料市場の中で競争力をよりいっそう強化するためには、インドネシア国内で製販一体となった事業展開を図ることを決定。長年のパートナーでるDIMA社とともに、2015年に合弁会社PDI社を設立し、今回の飲料製造工場設立に至ったという。

稼動開始した工場では、350ml~500mlサイズのPETボトルにお茶や紅茶、果汁入り飲料などを充填できるPETボトル充填ラインを1ライン導入しており、当初は主力商品となる「450mlジャスミングリーンティ」および「350mlレモンブラックティ」といった茶系飲料を中心に製造する。今後は市場のニーズに合わせて商品を展開を図る。

ポッカサッポロフード&ビバレッジは1977年に海外生産拠点ポッカコーポレーション・シンガポールを設立。同社はお茶や果汁飲料、缶コーヒーなどの飲料を製造し、シンガポール国内のみならず世界60ヵ国以上で販売。サッポログループおよびポッカサッポロフード&ビバレッジの海外飲料事業の拠点として、東南アジア諸国を中心に事業拡大を図っている。

 

PID社・スバン工場外観【同社提供画像】

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