大日本印刷、インドネシア市場向けICキャッシュカードの発行サービス開始

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PT. Wahyu DNP Bureau【同社提供画像】

 

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は2日、インドネシアのキャッシュカード製造・販売最大手でるPT. Wahyu Kartumasindo International(以下、WKI)と、ICカード発行を行う合弁会社PT. Wahyu DNP Bureauを設立。インドネシア市場向けにICキャッシュカードなどの発行サービスを提供していくと発表。

DNPは、インドネシア地域のICカードおよび関連製品について、2020年までの累計で20億円の売上を見込んでいるという。

近年、インドネシアでも大手銀行や公共交通機関でICカードの利用が始まっており、ICカードに個人情報などのデータ書き込みを行う「発行」のニーズが高まっている。DNPはインドネシアを重要市場と捉え、WKIと提携してICカード発行を行う合弁会社の設立に至った。

今後、DNPは国内のICカード事業で培った技術力と、WKIのインドネシアにおける営業・製造体制に加え、新会社としてICカード発行の機能を整備することで、インドネシアにおけるカード事業拡大を目指す。

DNPは、日本のICカードトップメーカーとして金融、通信、流通、交通など、さまざまな分野にICカードおよび関連システムを提供している。近年、東南アジア地域では、金融、通信、交通用途を中心にICカード市場が急速に拡大しており、DNPは2014年3月にベトナム最大手のカードメーカーMK Smart Joint Stock Companyと業務・資本提携を行い、東南アジア地域におけるICカード事業の競争力強化を図っていく考えだ。

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