和食麺処サガミを展開する株式会社サガミチェーンは29日、タイ3号店目となる「SAGAMI Silom Complex 店」をグランドオープンさせた。同店は食事からお酒までを楽しむ場として、「なごやめし」や「和麺」とともに、日本各地の「日本酒」や「焼酎」を豊富に取り揃えている。
オープニングセレモニーでは、同社の鎌田敏行代表取締役社長が「2020年までにASEAN域内に20店補、タイで10店舗を展開する予定だ。まずはバンコク都内での展開を考えているが、シラチャーなど、日本人が多い地域での出店も視野に入れている」と述べた。
同社は和食麺処サガミ、味の民芸、どんどん庵などの和麺レストラン業態を中心に、国内に261店舗、海外に7店舗を展開。タイ1号店は2014年4月にオープンした。
同店では日本酒21種、焼酎11種をはじめ、アルコール商品は約60種。おつまみやおかずは、手羽先などのなごやめしをはじめ、日本ならではの焼き鳥、焼き魚、刺身などを充実させ、2号店までとは違った出店形式となっっている。
ビジネス街と歓楽街を併せ持つシーロムエリアという場所柄、仕事帰りのビジネスパーソンなどを取り込みたい考えだ。鎌田社長は「日本ではなかなか手に入りにくい酒もここでは飲める。また、クオリティーにこだわりながら、手羽先ランチセット(150バーツ)など手頃な価格でランチも提供していく」と話した。