レストラン・生活

サミティヴェート病院、日本国外で初となる病院機能評価支援の実施証明取得


【同院提供画像】

 
サミティヴェート病院は28日、日本医療機能評価機構の評価調査において、日本国外の医療機関として世界で初めて「医療の質および安全の向上に係わる支援実施証明書」を取得したと発表。同機構にとっても日本国外の医療機関の支援を行うのは今回が初となる。

今回、評価調査を受け入れた病院はサミティヴェート病院スクムビットとサミティヴェート病院シラチャーの2院で、①病院組織の運営と地域における役割、②患者の権利と安全確保の体制、③療養環境と患者サービス、④医療提供の組織と運営、⑤医療の質と安全のためのケアプロセス、⑥病院運営管理の合理性―の6領域、500項目以上にわたる「書面確認」と、各専門領域(診療管理、看護管理、事務管理)の知識と経験を有する評価調査者(サーベイヤー)による実地調査が行われた。

病院機能評価は、医療機関が質の高い医療サービスを提供していくための支援を行うことを目的とし、日本国内の医療機関を対象に、組織全体の運営管理および提供される医療について、公益財団法人でる日本医療機能評価機構が中立的、科学的・専門的な見地から第三者評価を行う仕組み。2017年7月現在、日本全国の約3割の病院が認定を取得している。今回、サミティヴェート病院がタイおよび近隣諸国の在留邦人の医療の拠点となっていることから調査実施に至ったという。

サミティヴェート病院は、1979年設立以来、東南アジア地区の私立病院として世界水準医療を提供する病院。サミティヴェート病院スクムビットでは、年間延14万人、一日約400人の日本人患者が受診し、同院を受診する外国人としては日本人が一番多い。サミティヴェート病院シラチャーの日本人患者数も近年増加している。

gototop