帝人とアサンプション小、ペットボトルのリサイクル活動で環境教育を促進


調印式の様子:(左から)TPLの坂田忠史社長、JDFAの木場昌雄代表、アサンプション小のセクサン・サコンサワット学園長【同社提供画像】

 
帝人グループのタイでポリエステル繊維の製造・販売を展開するTeijin Polyester (Thailand) Limited(以下、TPL)と、タイの一貫教育機関の小学部でるAssumption College Primary Section(以下、アサンプション小)は、1日より共同で使用済みペットボトルのリサイクル活動を展開している。

同取り組みは、アサンプション小が使用済みペットボトルを回収し、TPLがポリエステル繊維にリサイクルする。同校内に回収ボックスを2台設置し、教員や従業員、児童、来校者に回収への協力を促す。TPLはリサイクルされたポリエステル繊維を原料にTシャツを製造。アサンプション小と一般社団法人JDFAが共同開催するサッカークリニックに参加する子どもたちへ無料で配布するという。

JDFAはサッカーを通じた教育推進、および日本やアジアのサッカー界の発展を目指し、元ガンバ大阪キャプテンの木場昌雄氏が立ち上げた一般社団法人。アサンプション小は、サッカーを通じた教育推進を目的とするJDFAと2016年にMOUを締結し、同校敷地内で児童を対象としたサッカークリニックを共同開催している。

また、TPLは12年よりJDFAに協賛し、タイをはじめとする東南アジアの子どもたちがサッカーに対して抱く夢を応援するとともに、リサイクル活動の啓蒙を目指して、サッカークリニック会場で発生する使用済みペットボトルの回収活動を行っている。

アサンプション小とTPLはJDFAに協力することにより、サッカーを通じた人材育成の取り組みのさらなる強化、および子どもたちへの環境教育促進を目指し今回、共同で使用済みペットボトルのリサイクル活動を展開することとした。

今回の取り組みは、アサンプション小とTPLがともに17年に設立50周年を迎えることから、それを記念する共同プロジェクトとして実現した。

アサンプション小は、タイ国内において130年以上の長い歴史を持つ伝統る教育機関の小学部。この共同リサイクル活動を通じ、子どもたちに楽しみながらリサイクルに参加してもらい、環境配慮の意義を深く認識するための教育を推進していくという。

 

使用済みペットボトルの回収ボックス【同社提供画像】

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