グリコがタイでアイス事業を本格開始、主力4ブランドを発売

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江崎グリコ提供画像

 

江崎グリコ株式会社は27日より、タイ現地委託工場で製造したアイスクリームを発売開始し、タイでのアイス事業を本格的にスタートする。

発売商品は、日本での60年以上にわたるアイスクリーム事業の実績の中から『パリッテ』、『ジャイアントコーン』、『セブンティーンアイス』、『パナップ』の4ブランドを選定。タイでは15年6月、江崎グリコ100%出資のマーケティング・販売会社グリコフローズン(タイランド)株式会社を設立している。

14年のタイ国内のアイスクリーム市場規模は約386億円で、13年から1年間の成長率は約8.4%(英調査会社ユーロモニター社調べ)に上り、成長を続けるタイ・アイスクリーム市場においてブランドの育成・定着を図っていく。

グリコは1970年に現地法人タイグリコを設立、菓子事業ではタイのトップメーカーのひとつとなっている。菓子事業で築いた「グリコ」の知名度やブランド力を生かし、アイスクリーム事業においてもシェア拡大を目指す。タイ国内での販売に加え、シンガポール、インドネシア、ベトナム、マレーシアなどの周辺市場へも輸出。同社は東南アジアの拠点となっている。

タイを皮切りに東南アジアにおいて、菓子に続く海外展開第二幕として、アイスクリーム事業の市場開拓を推進していくという。

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