TMEIC、東南アジアで3番目の拠点となるタイ法人設立

東芝三菱電機産業システム株式会社(以下、TMEIC)は2月23日、バンコクに販売・エンジニアリングおよびサービス会社「TMEIC Asia (Thailand)」を設立、営業を開始した。新会社はシンガポールに本社を置く TMEIC アジア社の傘下に設立したもので、同じく2015年に設立したインドネシア法人に次ぐ東南アジア3番目の拠点となる。

同社は現在、産業用モーターや太陽光向けパワーコンディショナー(PCS)などのパワーエレクトロニクス製品の製造拠点を北米、インド、中国などでグローバルに展開。東南アジア市場に関しては、重要な事業戦略として位置付けているという。

東南アジア諸国の中でも日系製造業が数多く進出し、産業インフラや社会インフラの持続的な発展が望まれるタイで、現地に根差した販売、エンジニアリングおよびサービス体制を確立。特に日射量の多いタイでは今後太陽光発電の需要も多く見込まれており、同社の世界トップシェア(出典:IHS TECHNOLOGY PV Inverter Market Tracker – Q1 2015)を持つ高効率 PCS を使った太陽光発電による再生可能エネルギーを社会に提供、その電力エネルギーを高効率パワーエレクトロニクス製品やモーター駆動用の高効率ドライブ装置によって最適な形で制御して「使う」というビジネスモデルを展開していく考えだ。

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