戸田工業、磁性コンパウンドの製造・販売などを行うタイ現地法人が操業開始


工場外観【同社提供画像】

 
戸田工業グループ会社のToda Kogyo Asia (Thailand) Co., Ltd.(以下、TKAT)は3日、アユタヤ県ロジャナ工業団地に建設した新工場の開所式を行い、操業を開始した。同新工場の敷地面積8,300㎡、延床面積1,400㎡。

TKATでは、モーターの磁石の材料となる磁性コンパウンドの製造・販売および着色顔料の輸入販売を行う。磁性コンパウンド事業において従来、中国、日本の同社グループ製造拠点から供給していたが、TKAT操業開始により現地生産によるタイムリーな供給が可能となった。

省エネ家電の需要は、経済発展が著しいASEAN地域を中心として世界的に拡大している。磁性コンパウンドが利用されるモーターは、省エネ効率向上を実現するための必要な部材として採用が進んでいるという。また、ASEAN地域では、建設資材や家具などに幅広く利用される着色顔料の需要も伸びていることから、TKATはグループ会社で生産した着色顔料の新たな販売拠点としての事業も行っていく。

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