バンコク伊勢丹、百貨店としての新たな試み 期間限定ポップアップショップ「TOKYO FASHION DISTRICT」

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3月25日(金)から4月7日(木)までの間、新宿伊勢丹でも取り扱うファッションやライフスタイルなど10ブランドを集めたポップアップショップ、「TOKYO FASHION DISTRICT」がバンコク伊勢丹1階に登場する。

プロデュースには、アッシュ・ぺー・フランス株式会社のプロモーションなどを担うPR01.事業部が昨年バンコクに開設した「PR Factory」が参画している。クリエイティブ・ディレクターの松井智則氏は、今回のプロジェクトについて「ブランドだけでなく、セレクションを東京からバンコクに持ってくる試みだ」と述べ、「ターゲットとなるコミュニティの層に、服だけでなく、コスメやインテリアなど総合的なライフスタイルから、東京の若者が注目しているブランドのプロダクトを集めた。今回は『音楽』をテーマに考えたセレクションになっている」とコメント。

 

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中川一氏

企画を行った株式会社三越伊勢丹ホールディングス・海外事業部海外企画部クールジャパン担当長の中川一氏は、マレーシアでも「TOKYO FASHION DISTRICT」を成功させた人物だ。「日本の良いものだけを単純に紹介するのではなく、百貨店として、顧客の生活にどれだけ入り込めるかが重要。日本のものでタイの方の生活を豊かにするという価値提供を目的に、プロダクトを組み合わせ、提案する編集力が伊勢丹の強み」と話した。

新宿伊勢丹でも、衣料・インテリア・食品などをフロア毎で販売する従来の形から、「編集」したセレクトショップのような形態を導入し始めている。「今回のポップアップストアでは、徹底的にリサーチをもとにブランドを選んだというよりも、日本のストリートカルチャーで注目されている、紹介したいブランドをプロダクトアウト的に提案。これまでのバンコク伊勢丹にはなかったような、敢えて尖ったブランドを持ち込むことで、若く、グローバルな感覚を持つ人を呼び込みたい」と期待を込めた。

 

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阿久根巨樹社長

今年で開業から24年を迎えるバンコク伊勢丹は、昨年12月に食品フロアをリニューアルすることで、訪日旅行人気とすっかり定着した和食文化に伴い高まる、タイ人顧客の「日本の“本物の味”」に対するニーズに対応した。

Isetann (Thailand) Co., Ltd.の阿久根巨樹社長が次に見ているのがファッションだ。「バンコク伊勢丹の客層は70%がタイ人顧客で、年齢層は50代が多い。今後、若い富裕~中間層を取り込むにたり、日本のマーチャンダイジングがタイでどこまで通用するのかという試みも含め、今回、日本のチームとプロジェクトを行った」と話した。

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“TOKYO FASHION DISTRICT” POP UP SHOP
3月25日(金)~4月7日(木)10:00~21:00
バンコク伊勢丹1階

 

【取扱ブランド】
CHRISTIAN DADA (www.christiandada.jp)
D.TT.K (http://dettok.com)
FACETASM (www.facetasm.jp)
FAKE FURNITURE by FAKE TOKYO (http://fakefurnituretokyo.com)
little sunny bite (http://littlesunnybite.com)
MEDICOM TOY (www.medicomtoy.co.jp)
PORTER (www.yoshidakaban.com)
WACKO MARIA (http://wackomaria.co.jp)
YOSHIROTTEN (www.yoshirotten.com)
YuumiARIA (http://yuumiaria.com)

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