東京メトロ、ベトナムで現地法人設立

東京地下鉄(以下、東京メトロ)は、ベトナム・ハノイ市に都市鉄道コンサルティングを行う現地法人を設立、1日より営業を開始した。

東京メトロは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が行う「ベトナム国ハノイ市都市鉄道規制機関強化及び運営組織設立支援プロジェクト」を受注し、2013年2月より社内プロジェクトチームを編成。ハノイ市への社員派遣を通じて、これまで培った都市鉄道運営経験を生かし、ハノイ市人民委員会(HPC)に対して、都市鉄道運営会社(ハノイメトロカンパニー)の設立を支援してきた。

15年6月のハノイメトロカンパニー発足後も、16年1月に締結した同社との友好と協力に関する覚書に基づき、新たな都市鉄道の開業に向け、研修・視察の受け入れの支援など友好・協力関係を継続している。

ハノイ市の人口は、15年末755万人に達し、都市部を中心に道路交通量が急増、慢性的な渋滞が生じている。今後ハノイ市の都市交通問題は一層深刻になることが見込まれ、都市の持続的な発展の骨格となる都市鉄道の整備が喫緊の課題となっているという。この課題を解決するため、現在ハノイ市では運輸交通マスタープランに基づいて都市鉄道路線の建設が進んでいる。

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