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三思会、ミャンマーに日本の医療法人初となる健診クリニックを2018年開設


バハン健診クリニック(仮)概観【同会提供画像】

 
三思会は11日、ミャンマー投資委員会(MIC)からクリニック「バハン健診クリニック(仮)」を開設する認可を取得したと発表。日本の医療法人が取得するのは初で、開院は2018年1月を予定。

日本人の医師と看護師が常駐する外来診療クリニックと内視鏡など日本の医療機器を使用する健康診断センターを現地企業との合弁でヤンゴン中心部バハン地区に開設。同院では日系保険会社と提携し、日本の医療サービスをミャンマー人や同国で働く駐在員、日本の旅行者らが安心して受診できる外来診療や健康診断などを提供する。

ASEAN後発加盟国のミャンマーは平均寿命66歳、医療環境の未整備が課題となっており、毎年、約10万人がタイやシンガポールなど、近隣国の病院を利用している。ミャンマー政府は、医療分野を投資促進20分野のひとつとして指定している。

三思会は1981年に設立以来、24時間365日の救急医療体制の病院と外来クリニック、健康診断や透析センター、介護施設など、神奈川県央地区の地域医療を包括的に支える総合医療サービスを 36 年にわたり提供している。

今回、ミャンマーに開設する「バハン健診クリニック(仮)」は、三思会グループ初の海外拠点。三思会は、健康診断サービスを通じて技術移転や人材育成、さらに神奈川発で広がりをみせている「未病(みびょう)」という考え方を広める講演活動なども行う予定だという。

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