TOTO、タイに新たな衛生陶器生産工場を建設


TOTOタイランド第2工場(仮称)の外観イメージ【同社提供画像】

 
TOTOは4月28日、TOTO (THAILAND) CO., LTD.敷地内に、新たに衛生陶器生産工場「TOTOタイランド第2工場」(仮称)を建設すると発表した。これまでの地産地消の生産体制に加え、アジア・オセアニア地域を世界の供給基地として生産体制を充実させる。

新工場は衛生陶器の量産工場と位置付け、腰掛大便器・洗面器を中心とした生産を予定しており、2019年4月からの本格稼動を目指している。

現在TOTOは、タイで高付加価値の提案を軸とする販売網を構築し、著名物件の採用活動を強化を図っている。17年3月にはバンコク都内に専門家向けショールーム「TOTOテクニカルセンターバンコク」を開設し、東南アジア地域の高級物件を手がけるデベロッパーや設計事務所など建築専門家に向けた提案を行っている。

新たな工場建設により世界の供給基地としての機能を持たせ、タイ国内での安定した供給体制を構築するとともに、高級ブランドのイメージ浸透を図っていきたい考えだ。

建設にたってはエネルギー効率の高い最新のトンネル窯の導入や、再生水利用による工場排水ゼロを目指した取り組みなど、TOTOグループの最新の技術とノウハウを結集し、環境に優しいグリーンファクトリーを実現させるという。

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