鳥取県、タイ労働省技能開発局と産業人材育成に関する覚書締結

PB200014

鳥取県は20日、タイ労働省技能開発局と産業人材育成の連携に関する覚書を締結した。今後ニーズが高まる自動車産業、医療機器産業、航空機産業の成長3分野におけるものづくり人材育成の相互支援を目的としている。タイ労働省が日本の地方自治体と産業人材の育成に関する覚書を締結するのは初となる。

平井伸治知事は、「技術人材育成において、タイと日本でプログラムを共通化していくことなどを検討している。人材の相互支援を通して、タイ企業と日系企業との架け橋となることを期待している。また、鳥取県は産業支援に注力しており、県内企業の活性化に繋がれば」と述べた。

クリータ・ソプチョーク労働省技能開発局長は、「昨今、産業技術革新は急速かつ複雑化している。鳥取県には産業界のニーズに応えるスキル、技能開発における協力をお願いしたい」と話した。

また同日、鳥取県はマヒドン大学、タイ工業連盟(医療機器)のとの間で、医療機器分野の産業人材育成の協力に関する覚書も締結した。

医療機器開発分野に特化した、スキル、設計開発、管理技術などの人材育成プログラムを共同開発を行っていく。将来的には、人材育成を通してタイ企業と鳥取県内企業のマッチングを推進していくという。

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