東洋ゴム、マレーシア工場でのタイヤ生産が累計1,000万本突破


生産累計1,000万本目のタイヤとTTMのスタッフ【同社提供画像】

 
東洋ゴム工業は1日、マレーシアにおける自動車用タイヤ製造子会社Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd(以下、TTM)において、タイヤの生産量が累計1,000万本を超えたと発表した。

TTMは、タイヤのグローバル供給体制をさらに拡充するという同社の事業戦略における拠点のひとつとして2013年5月、マレーシア・ペラ州に開設。TTMの現工場建屋はフルキャパシティで年産500万本の生産能力を有しており、13年の稼働以来、順次、段階的に設備投入を行なうとともに、順調に稼働率を維持拡大してきた。また、この工場建屋横には同規模の工場棟を建設できるだけの用地をらかじめ確保、さらなる需要増大を見据えた対応が可能となっているという。

TTMには同社独自の高効率タイヤ生産技術(新工法)「Advanced Tire Operation Module(A.T.O.M.)」の要素技術を導入しており、世界でも認められる寸法のほか、重量や剛性といったタイヤに求められる要素の均一性(バランス)を指すユニフォーミティに優れた高品質かつ高性能な付加価値の高いタイヤを実現。東南アジア向けのみならず欧州や日本、北米など各市場向けに供給するグローバルハブ機能を果たしている。

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