トランスコスモス、マレーシアのフィンテック企業Soft Spaceと資本・業務提携

トランスコスモスは5月25日、マレーシアのフィンテック企業Soft Space Sdn Bhdに対し、500万USドル投資する資本・業務提携に合意したと発表。今回の資本・業務提携に伴い、モバイル決済サービスを組み合わせたCRMソリューションを協業展開していく。

スマホアプリからのオンラインデータだけでなく、オフラインの購買データも活用した、広告・クーポン配信、ロイヤルティマーケティング、チャットコミュニケーションなど効果的なオムニチャネルマーケティングやCRM活動を実現し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させていく考えだ。

Frost and Sullivanの調査によるとASEANは世界で最も成長が早い地域のひとつで、EC市場は2020年までに250億ドルを超えると予想されており、特に小売業やモバイルコマースで大きな需要がることから多くの企業がEC関連事業に参入している。

トランスコスモスの奥田昌孝・代表取締役社長兼COOは、「これまでのDECソリューション(Digital Marketing・E-Commerce・Contact Center)に、モバイル決済サービスを加えることで、デジタルトランスフォーメーションの効果が高まる。特にASEAN市場においては、リアル店舗での購買も依然として多く、ASEANでのプレゼンスが高いSoft Spaceのモバイル決済サービスを活用していくことで、オフラインデータも活用したCRMサービスを顧客企業へ提供していき、事業拡大に貢献していきたい」と述べた。

Soft Spaceは、mPOS(mobile point of sale)のソリューションを中心に革新的なモバイル決済サービスを提供する、ASEANを代表するフィンテック企業。決済事業者などと柔軟に接続可能なクラウド型データセンターの強みを生かし、多様な決済サービスをワンプラットフォームで展開している。また、アジアで初めてクラウド型データセンター側で、クレジットカード・デビットカードの認証処理世界基準でるEMV Level2の認定を取得するなど、高いセキュリティ技術も保有している。

トランスコスモスは、広告、Webサイト、チャット、コールセンター、ECなど顧客企業や顧客のさまざまな接点における構築・運用サービスを提供。また、これらマルチチャネルで収集したコミュニケーションデータをクラウド上で統合し、最先端のAI/機械学習技術を用いて分析・活用する独自のDMP(データマネジメントプラットフォーム)サービス「transcosmos decode」の提供などを行っている。

 

【同社提供資料】

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