UACJラヨン製造所、アルミニウム圧延一貫生産ラインで年間30万トン目指す

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UACJ 社・岡田満社長

 

古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社の経営統合で2013年発足した株式会社UACJのタイ法人、UACJ (Thailand) Co., Ltd.ラヨン製造所の開所記念セレモニーが20日、バンコク都内ホテルで開かれ、タイ工業省・アッチャカー・シーブンルアン大臣、BOI・ヒランヤー・スチナイ長官、日本大使館・内川昭彦公使らをはじめ、約500名の来賓が臨席した。

セレモニーの冒頭では、UACJ社・代表取締役社長CEOの岡田満氏が「2017年度までに年間20万トンの生産を確立し、世界一の缶材生産量を誇る同社のアメリカ法人Tri-Arrows Aluminum Inc.と協力したグローバルなサプライチェーンで事業強化を図りたい。将来は年間30万トンの生産体制を目指す」と挨拶を述べ、満足のいく製品作りとサービスの提供、タイ鉄鋼業界の発展に貢献について明言した。

ラヨン製造所は東部アマタシティー工業団地内において12年着工、14年1月に第1期ラインにて操業を開始。今年8月には東南アジアで初めて、鋳造から圧延、仕上げまで一貫製造する第2期ラインを完成させた。

自動車、飲料缶メーカーが多いタイをはじめアジア全域、さらには北米など他エリアでも、高品質でコスト競争力の高いアルミニウム圧延品の供給を視野に入れているという。

 

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UACJ (Thailand) Co., Ltd. ・山口明則社長

 

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BOI・ヒランヤー・スチナイ長官

 

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