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METALEX 2015レポート、産業用ロボット、インバータ、サーボドライブの世界トップメーカー『YASKAWA ELECTRIC (THAILAND) 』

バンコク国際貿易展示場（BITEC）で開催中の金属部品関連技術に特化した国際展示会『METALEX 2015』。21日（土）までの会期中４日間で、来場者数約７万人を見込むASEANエリア最大級の一大産業展示会だ。

タイの産業界を牽引する自動車関連技術をはじめ、ものづくりにまつわる最新鋭の機械やソリューションが一挙に集結、その精密な動きや性能を直接見て確かめることのできる、またとない機会となっている。

開幕と同時にレポートしたのは、産業用ロボットの世界トップメーカーでり、インバータ、サーボドライブの世界シェア１位を誇る安川電機のタイ法人「YASKAWA ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.」のブース。

発するばかりで無駄になっていた熱を有効活用できる、省エネに優れたインバータU1000、R1000をはじめ、工作機械の位置決め停止時の振動を抑制できるサーボモータなどが展示されており、日タイエンジニアが同社独自の技術製品について詳しい解説を得ることができる。

同社は先月10月に製品やデモを展示する「ロボットセンター」をバンコクにオープンしたばかり。センターでもアーク溶接やハンドリング、塗装など用途に合った産業用ロボットのデモ見学が可能だが、古澤信祐社長が今回、METALEXブースで紹介してくれたのは、センターでは未展示のスポット溶接と接着剤のハイブリッドロボット。ガンメーカーと開発した、確実にスポットできる技術を搭載しているという。

「自動車の組立に必要な接合は、スポット溶接から徐々に接着剤へと技術転換が進んでいます。このロボットは、大型の機械で行うスポット溶接から接着剤での接合に切替える際の第一ステップとして使えるハイブリッドタイプ。コンパクトな設計ですのでスペースも取りません。当社では協力メーカーとパートナーシップを結ぶことで、アプリケーションのご提案を得意としています。ハンドリングだけではない、お客様の用途に合った提案と技術力が強みです」。

今回のMETALEXスローガンは“INFINITE SOLUTIONS. ONE SHOW. ”。ものづくりの最新テクノロジーを知る場としてだけでなく、課題解決のヒントを持つ専門家が一挙に集まるこの機会、有効活用しない手はない。