タイでアクリルゴムの生産開始 日本ゼオン、世界4拠点体制に

化学メーカーの日本ゼオンは8月からタイでアクリルゴムの商業生産を開始した。アクリルゴムは耐熱性・耐油性に優れ、内燃機関搭載車のシールやガスケット、ホースなどの素材として使用されている。アジア地域を中心に今後も需要増が見込まれている。

タイ拠点のゼオンケミカルアジアは2018年にラヨーン県に設立された。ゼオングループでは日本の川崎・倉敷、アメリカの3拠点でアクリルゴムの生産を行っていたが、タイ工場の稼働で世界4拠点、総生産量は年22,000トンとなる。

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