中野陽介コラム

13 【可動経済】「乳母車を可動店に変えてしまうキャンディーアイス屋」 チリ/ サンペドロ・デ・アタカマ

13 【可動経済】
「乳母車を可動店に変えてしまうキャンディーアイス屋」
チリ/ サンペドロ・デ・アタカマ

ウユニ塩湖のツアーで出会った日本人が「チリに行くならアタカマ砂漠に絶対行った方がいい」と言われたので予定を変更して行ってみました。

アタカマ砂漠を楽しむための観光ツアーの拠点になっているサンペドロ・デ・アタカマという小さな街は観光客だらけ。お土産屋も充実していて、砂漠のど真ん中なのに買い物も楽しめたのは意外でした。

街中にあるお土産屋ストリートを歩いていると、乳母車を押しながら辺りをキョロキョロして何かを叫んでる人が向かい側からやってきました。

乳母車には子供ではなく、クーラーボックスが乗っている。ボックスの中には色取り取りのアイスが入っていた。自家製で一本100円だという。

暑かったし、店長さんの笑顔も素敵な接客だったので、一本購入。とても美味しかった。砂漠の真ん中に居るのに、オアシスに居るかのような幸せが僕を包み込んでくれた。


中野陽介

芸術家。1987年福岡生まれ。07年渡米、Los Angeles City College卒業。数々の映画制作に参加後、芸術に目覚める。12年 渡タイ、バンコクで芸術家とサラリーマンの2足のわらじ生活を送る。16年に1年間で22ヵ国を巡る世界一周旅を敢行。自作の「芸術入門サイト」(art-geijutsu.com)は10万アクセス突破。作品や活動記録は下記サイト参照。
yosukenakano.com

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