2015.10月号

聞きたくても聞けなかった、タイの税金事情

コンサルタント会社、会計事務所を上手に活用する方法

jga
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J Glocal Accounting Co., Ltd.
Managing Director
坂田 竜一

大学卒業後、証券化に特化した会計事務所勤務を経て2009年来タイ。大手日系会計事務所で5年間勤務し、日系金融機関ほか多くの日系企業の会計・税務・監査業務に従事する。2013年12月、J Glocal Accounting Co.,Ltd.を設立、タイと日本の会計・税務の専門家として日系企業へのサポートをを行う。

「待ち」の姿勢ではもったいない

「コンサルティング会社や会計事務所(以下、コンサル)は気が利かない、こちらから聞かないと教えてくれない」―タイで事業展開する方々から、このような声を多く耳にします。
タイのビジネス、文化、法制度に精通した社員を常駐させることは難しく、多くの企業は
間接業務で「コンサル」の支援を受けながら事業展開を行なっています。日本人常駐のコンサルが増え、日本語でサービスを受けることができる環境が整っているのがバンコクです。しかし、いまだに「このコンサルは最高!」という話を耳にしたことがありません。
なぜ、高い満足度が得られないのか? 一番の理由は日系企業数に対して日本人コンサルタントが少ないことでしょう。多くの顧客を抱えるコンサルタントは、顧客側の目線でのサービスを提供しきれていないのが現状です。このような状況下で、いかにコンサルから適切なアドバイスを受けるか? 上手なコンサルとの付き合い方についてポイントをお伝えしたいと思います

1. 依頼内容を理解する(全てお任せはNG)

専門的な知識は必要ありませんが、どんな業務を依頼しているのか、それを自社で行った
際にはどの程度のコストが掛かるのか理解しておくことが重要です。委託業務を理解して
いない状態で漠然と不満を持っていても、解決の糸口は見つかりません。記帳代行か? 監査か? など、どのようなサービスを受けているのか理解し、契約書に目を通し、分からないことは確認しておきましょう。

2. 報酬相場を知る(費用対効果を確認)

コンサルの規模や対応業務によって報酬体系やサービスにも差があります。1.を知ることで、相場も比較しやすくなります。最低限の作業を安く依頼している場合、高品質なサービスを期待することは難しいですが、費用は高いのに値段に合った効果が出ていない場合は、本当にその外注費は必要なのか? という検討ができます。費用対効果、両方のバランスを見て適正性を判断してください。

3. コミュニケーションを密に取る(コンサルに自社を理解してもらう)

リスクをゼロにしたい、極力税金支払いは抑えたいなど、企業ポリシーはさまざまです。
コンサルタントにとって、法律は読めば理解できますが、企業ポリシーについては何かを見て把握することはできません。積極的に考えや方向性をコンサルタントに話す機会を持つことで、どういったサービスの提供が最良なのかを判断することができるのです。
コンサルタントはどんなに高度なノウハウを持っていても、ニーズの把握なしにその力を発揮することはできません。顧客として積極的にニーズを伝えることで、専門家の目線で回答が得られると思います。ぜひ、現在のコンサルで試してみてください。

業務内容
記帳代行/月次決算、財務諸表作成/税務相談、コンサルティング
各種税務申告書作成/給与、社会保険業務
スポット業務(還付請求、デューデリジェンス、M&A他)

Thai Office
10/170 (2101C) 21Floor, The trendy Building,
Sukhumvit Soi 13 TEL: 02-168-6225

Japan Office
<はらしま会計事務所>
2006年7月設立。日本国内の税務業務
及び各種コンサルティングの他、タイ進出企業の日本本社向けに総
合コンサルティングサービスを提供。
J Glocal Accounting社の日本オフィスとしての役割を担う。

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