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イベントレポート

CN実現への貢献が注目されるトヨタ物流機器の技術革新と総合物流ソリューションの魅力

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      豊田自動織機の地域統括代理店であるToyota Material Handling Thailand(以下、TMHTH社)、タイ正規販売代理店のToyota Tsusho Forklift Thailand(以下、TTFL社)、BT Midland社の3社による展示会「SMARTEX2023」が5月10日から12日にかけてスワンナプーム国際空港近くに位置するサムットプラーカーン県バンプリーにて開催された。

      「SMARTEX」は「Safety & Space Efficiency」、「Material Handling」、「Revolutionary」、「Technology」、「Exhibition」の略称であり、トヨタ物流機器の魅力を伝える場として今般グループ会社が結集して開催されたもの。

      展示は、「Space Efficiency」「Technology」「Safety」「Automation」の4つのゾーンに分かれており、各社が抱える物流課題に対する改善策として興味を引く展示内容であった。同グループにとって初めての試みであったが、3日間の来場者数は、予定を大幅に上回る1,500人以上に上った。

      来場者のうち70%が日系以外の企業であるなど、トヨタブランド品質への高い期待値をうかがわせるものとなった。

      収納効率を20〜30%拡張させるVNAやリーチトラック

      本展示の目玉として注目を集めたのが「Space Efficiency」ゾーン。日本で一般的な6mの固定ラックから10m超に高さを上げて天井までの空間を有効活用することで従来よりも収納効率を20〜30%拡張させ、また、それに対応した運搬・格納が可能なBTブランドのVNAやリーチトラックを活用することをデモを通して訴求。タイでも近年、人件費などのオペレーションコストの上昇を受け自動倉庫の導入を考える企業も多い中、完全自動化の前段階としての多様な選択肢を提供し、参加企業の中でも具体的な改善サポートをその場で相談するシーンもみられた。また、多国籍企業、地場企業向けには小売り分野で近年ニーズが高まる小口のオーダーピッキングに対応するための「BT OME」も注目を集めており、EC分野で需要および高い物流品質が求められる近年のタイのトレンドを浮き彫りにするものとなった。

      TMHTH社の西藤GM(左)と松本MD(右)

      TMHTH社の西藤GM(左)と松本MD(右)

      日系企業を中心に取り組み意識が高い「Safety」ゾーンにおいては、AIによる安全機能を搭載した機台も展示。TMHTH社の松本MDは、「これまで機台が作業者に近づくと警報を出す機能はあったが、機台制御により減速して停止させる技術のフォークリフト分野への導入は難しかった。今回それがようやく実現し、自信を持ってお勧めできる」と安全性能の高さを語る。

      CO2排出量ゼロの水素フォークリフト

      CO2排出量ゼロの水素フォークリフト

      「Technology」ゾーンでは、2022年末に初号機が到着したタイ初となる水素フォークリフトも展示。SDGsやカーボンニュートラル(CN)など環境対策が世界的に叫ばれる昨今、タイでも環境問題、特にCN実現に向けての取り組みが注目を集めている。今回の展示では、鉛電池と同じサイズの水素コンポーネント、電動車と同様の8時間稼働、3分という短時間での充電完了が見込める点など優位性をPRした。すでに大手日系製造業、タイ財閥系食品・飲料大手からの引き合いも活発化している。また、同展示では近年注目が高まっているリチウムイオン電池フォークリフト(工場搭載型)の展示も同時に行い、顧客に様々な選択肢を提供した。今後も同社はタイ政府のCN方針に貢献するため、グループの豊田通商との協業のもとで水素インフラ整備なども含め本分野での取り組みを積極的に進めていく方針。

      AGVと無人フォークリフト(Autopilot)の連携ワーク

      AGVと無人フォークリフト(Autopilot)の連携ワーク

      また、自動化分野においてもグループの総合力を訴求した。同社は従来より無人搬送車などの物流機器を提供しているが、多様化する改善ニーズへの貢献のため、物流ソリューション分野を近年強化。すでに買収しているオランダのVanderlande Industries Holding B.V.や米国のBastian Solutions LLCのメンバーも参画し、グループとしての総合的な物流ソリューションの提案力、製品を強調した。

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