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Dear Life Corporation CEO 安藤 功一郎

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    安藤 功一郎 ANDO KOICHIRO

    1981年生まれ、神奈川県出身。大学卒業後、中古車販売・買取のガリバーに入社し、2年で東証一部上場企業の当時最年少部長に昇進。退職後、2005年に来タイし、旅行会社などを経営、12年に日本人駐在員向けに賃貸物件の仲介を行うDear Lifeを設立。10,000世帯以上の仲介実績を誇る。


    なぜタイで起業しようと思ったのでしょうか?

    まず海外で起業しようと思った理由は、誰も自分のことを知らない場所で挑戦したかったからです。前職での成功がただの運なのか、自分の実力なのかを測るには、前職の看板が通じない場所で起業するしかないと思いました。当時20代だったので、たとえ失敗してもまた日本で再起を図ることもできました。

    その上で海外で起業をするなら、日本人であることが強みになる、日本人向けにビジネスができる場所の方が良い。アメリカや中国にも多くの日本人が住んでいますが、タイはバンコクに集中しています。都市で考えるならバンコクがマーケットとして一番大きいと考えました。また、同じ1000万円を元手にしても、タイなら価値が何倍にもなります。

    タイに来てからは飲食店や携帯電話屋、車のリース会社、旅行会社などを経営し、2012年にDear Lifeを立ち上げました。

     

    不動産業を選んだ 理由は何ですか?

    旅行会社を営んでいた時は年間で大手代理店を上回る泊数を販売したこともありましたが、徐々にオンラインでホテルや航空券の予約ができるようになり、旅行会社の必要性が変わってきました。そこで、これからは人が介在するビジネスに転換しなければならないと考えました。

    不動産会社を始めたのは旅行会社と近しい業態だったからです。サービスアパートメントは旅行会社でも商品として扱っていました。旅行会社と不動産会社は、旅行者に数日宿泊していただくか、駐在員の方に年単位で入居していただくかの違いがあるだけで、同業種と言っても過言ではないのです。

     

    コロナ禍ではどのような取り組みを進めていますか?

    Zoomを用いたオンライン内見を推奨しています。私が内見する部屋に行きカメラの映像を繋ぎ、駐在されるご主人様は隔離施設から、奥様は日本から部屋の様子を見ることができます。時にはそこに息子、娘の住む場所を見てみたいご両親や会社の担当者の方も入られたりと、場所に関係なく皆で内見することができます。

    不動産業でも新しいテクノロジーの導入が進んでいきます。テック化することで会社の価値が高まると思いますし、これからは競合ではなくAIなどがどうなっていくかを予測しながら経営戦略を立てる必要があります。

    Dear Life Corporation CEO 安藤 功一郎

    不動産仲介に加えてサッカースクールも運営されていると伺いました。
    どのような経緯で始められたのでしょうか?  

    日本の横浜マリノス(現・横浜Fマリノス)などでプレーした丸山良明さんが引退後にタイで立ち上げたサッカースクールをサポートしていたのですが、丸山さんがセレッソ大阪のU18のコーチに就任するため帰国することになりました。

    その後、丸山さんを通じてセレッソ大阪の社長らを紹介してもらい、そのサッカースクールをJリーグのクラブでは初の海外下部組織として運営できることになりました。

    子どもが親の都合でバンコクに来て、サッカー選手になる夢を諦めなければならないのは可哀想です。ここならセレッソ大阪のコーチが駐在員として指導していますし、コロナ前まではセレッソ大阪の社長や強化部長も定期的に視察に来てくれていました。彼らの目に留まれば日本の下部組織に入れるチャンスがあります。舞台は整えることができたと思っています。

     

    起業や会社経営の際に心がけていることは何ですか?

    私の趣味は起業です。歌が好きな人が歌手になる、文章を書くことが好きな人が作家になるように、私は仕事が好きで自分の表現方法が会社を作ることでした。作る会社の商品やサービス、会社としてのメッセージが世の中に受け入れてもらえるかどうかが面白いところです。

    Dear Lifeには日本企業や日本人にもっと世界に出て活躍していただきたい、そのために安心して住める場所を提供したいというメッセージを込めました。「あの国にDear Lifeがあるなら快適な住まいを紹介してもらえる」と日本人の方に思ってもらえる存在になりたいですね。

    \こちらも合わせて読みたい/

    Vol.2 日本国弁護士GVA Law Office (Thailand) 藤江 大輔

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